ラーメン一直線

ラーメン戦国時代に躍り出ろ。

ラーメン屋開業への道のり

先ず、ラーメン屋開業に最低限必要な資金は100万円程度と言われている。


ラーメン屋は入れ替わりが早い業種で、いわゆる居抜き物件が多い為、こういった物件を利用すればイニシャルコストは格段に抑えられる。
また、ラーメン1杯あたりの原価は200~250円程度と言われており、材料費も安価な為、ランニングコストも他の飲食店と比較し低めである。


これだけ聞くと、開業までの道のりは簡単そうだが、開業しても儲けが出なければ意味が無い。


仮に家賃・水道光熱費・材料費で40万円、自分の給料15万円、アルバイト1名7万円で、1か月あたりの費用を62万円とした場合、原価200円のラーメンを600円で販売、粗利を400円とすると、1か月で1,550杯、1か月の営業日数を25日として計算すると1日あたり62杯以上は売らなければならない。
有名店でも1日の売上が100杯前後と言われており、開店直後のお店がこれだけの売上を上げるのはなかなか難しいのが現実である。


そこで、アルバイト中に掴んで欲しいノウハウは、ラーメンの作り方は当然だが、それ以外に必要最低限のメニューは何かを知る事である。
開業当初は多くの人を雇う事は難しい為、お客を増やそうとメニューを増やしてしまうと逆に非効率になり、お客の回転率を落としてしまうリスクがある。
開店当初は利益率の高いメニューのみに絞る方が良いだろう。


次に製麺所や肉屋など仕入れ先と人脈を作っておく事。
開店時に材料をスムーズに仕入れられる事と、上手くいけば値引きや掛けでの仕入れを了承してもらえる可能性がある。
開業を目指すならこの様な経営ノウハウも身に付けておくべきである。


いまや日本を代表するグルメとなった「ラーメン」。
外国に出店する有名店もあるほどで、これから更に業界の戦いは熾烈を極めるだろう。
活気あふれるラーメン道に進みたいという思いを具体化したいなら、『ラーメン屋開業を夢見て』が参考になる。